体に症状が現れる更年期うつとは|ホルモンバランスが治療のカギ

傘を持つ女性

更年期障害による不調

看護師

精神的な症状が強い場合

女性は、一定の時期に閉経を迎えます。その年齢は、日本人では約50歳前後と言われ、この時期に更年期障害に陥ってしまう人が目立ちます。更年期障害は女性ホルモンが減少してしまうことで、体や心にさまざまな不調を起こしてしまいます。その症状には、発汗やのぼせやめまい、倦怠感に気分の落ち込みなどが挙げられます。人によって症状の程度は違ってくるものの、何らかの不調を感じてくることが多くなります。こういった症状の中で、心に支障をきたすうつ状態もあり、これを更年期うつと呼びます。更年期うつはまさしくうつ病の症状が出てくることで、これでひどく悩んでしまう人もいます。一般的に更年期障害の治療は婦人科で行われていますが、更年期うつのような症状が強ければ、精神科や心療内科を受診するのがお勧めです。そこで抗うつ剤などの薬物療法で、症状を落ち着かせていくことができるのです。更年期障害の治療はホルモン補充で改善が見られますが、これは身体的・精神的な症状に効果が見られます。しかし、精神的な症状が強い場合は効果があらわれないこともあるので、精神面を重視して治療をしていくことが大事です。精神科や心療内科などは、ストレスで心を病んだ人が治療をしていくイメージがありますが、このような更年期うつの場合でも対応してくれます。自分でもどうすることもできない心の不調は、専門的な病院で診てもらうのが最適です。

若い女性や男性にも発症

更年期うつに見られる症状は、閉経が原因だけではありません。閉経をしていない若い女性でも、このような精神的な症状が強い更年期うつになってしまう人がいるのです。閉経をしていないのに症状が出てしまう理由というのが、若い頃でも起きてしまう女性ホルモンの乱れです。これは、過度のダイエットやストレスで月経周期が乱れてしまうことで起きてしまいがちです。本来若い女性は女性ホルモンが多く、卵巣や子宮機能も発達しているため、妊娠も充分に可能な時期です。けれども、栄養不足や強い疲労感で女性ホルモンや機能も乱れるので、更年期うつのような症状に若い年齢で悩む人も少なくないのです。このような若年の更年期うつは増加中で、女性の社会での活躍から影響が受けやすくなったことも考えられます。精神科や心療内科でも、こうした動きから女性の更年期うつにも力を入れるようになり、呼びかけも行われています。更年期うつは女性だけでなく、男性にも見られます。その多くは過度のストレスが原因と言われていて、更年期障害の認知度が高まるにつれて知られるようになりました。男性にも女性ホルモンは存在するので、女性よりかは少ないですが更年期うつに悩まされる人はいるのです。このような面から、更年期うつは幅広い患者を含めた意味でも、これからの治療はさらに期待されたものとなっていくでしょう。

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